…聞いた話だから…

…聞いた話だから…真相は…わからない…




猫って……

自分の死が近いと…飼い主から離れて…

ひとりで…ひっそり
死を迎える…って…




そう聞いたことがあるの……

それを聞いて…思った……




猫の気持ちがわかるなって…そう思ったの……




私も…病気で苦しんで死ぬ時や…

苦境にたたされたり、

そういう自分の状態は見せたくない…




プツン…って糸が切れる瞬間みたいに

別れの…その日には…凛として…







愛する人の前から……黙って静かに離れてゆくの…




そのまま…その人の記憶から…

瞬時に消失してしまいたい…




誰の目にも触れないような場所や




できれば…知らない町で…

最期の日を迎えたい…




誰にも知られず…
息を押し殺しながら…

最期を迎えたい…




明るさや…美しさ…優しさ…や愛や夢だけを




少しでも…生きた証として…化石みたいに




わずかに人の記憶に残して




ひとりで…この世界に別れを告げたい……




だから…猫もきっと…そんな気持ちで

飼い主から…最期に…




別れを告げないまま…離れてゆくんだって

そんなことを…考えていた……







   






 作品  猫たちの視線 手帳型スマホケース


   作者  猫作家*たねだことび 氏















最後までありがとうございました
画像感謝してお借りしてます

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