…この恋愛の…いきつく先を…

わたしを放置すれば…わたしがあなたから

離れてゆくって…

あなたは…そう考えてるの…?



いまのわたしでは…

あなたのお気に召さない…

そんなこと…わたし…十分わかってるの…




 

例えばの話…



私たちがいい感じの流れで…

初めて一緒にベッドに入るとき…



妥協して…照明を消して…

暗闇のなかにあなたの手に…抱かれても…

私…うれしくない…惨めなの…



…あなたは…

そんなわたしをお気に召すかしら…?



かといって…白昼に…

自分の体を晒せるような…

…そんな自信は…今の私にはまだないの…



あのね…

わたしが好きな女流作家の林真理子先生に


『『綺麗な人』と言われるようになったのは

 40才を過ぎてからでした』(光文社文庫)


のなかに…こんな一文があるの…



 『こんな体、抱いたって男の人は

  楽しくも何ともないだろうな。』


 と私は考える。

 

 そのくらいの客観性くらいは

 持ってるつもり。

 

 (途中略)


 私は知りたい。


 四十代後半で、女優さんでもなく、

 典型的な中年の容姿を持っている

 女性たちで、

 

 そういうことを出来る人たちに聞きたい。

 どうしてそんなに自信があるんですか。

 いきつく先はどうするつもりですか。




…本当に…ごもっとも…



たしかに…私…100%の自信なんてない

あなたに逢って…本気で恋して…



長年…放棄していた…自分の

その成れの果ての体を…



今さらながら…激しい後悔に…襲われて

  


あなたの為に…何とかしたいと

思ってる…だけなの…



だけど…これは…

セックスだけ…のことじゃないわ…



いつか…あなたの隣に…並ぶときには

逃げださないよう

少しでも…堂々としていたいから



現状は…確かにまだ何も持たない…

あなたに釣り合わない…ただの女…



(先生の言葉を借りたら…中年の女…)



でも…100%自信なくても…

自信0%だなんて…謙遜できないわ



林真理子先生が聞いたなら…

どう思うのかはわからないけれど


男女の恋愛は…そんなに…

シンプルじゃない

  


セックスだけ…じゃない…でも仮に…



セックスにおいて考えてみても

体のラインや美しさだけ…じゃないわ

 


相手の体を満たして…満たされるには…




適当な恋愛や…それこそ妥協の恋愛や

単純な合体しかしたことがないなら



絶対…わからないことなの…



もちろん…私だって…

私が若いあなたの美しさに惹かれるように


若い綺麗な身体の女性の価値は…認めてる

性欲が視覚から…ってこともわかるわ


 

だけど…それだけじゃないってことなの



愛する…努力はしたい…

足りないことの何かは…補いたい




それでも…本当のところ…

   …私くらいの年齢の女が…若い男性と



恋愛したり…って…かなり…きついわ…



とても…覚悟が…必要なの…



…アスリートの人たちが…

生涯…現役宣言するみたいなものなのよ…




だけど…愛する人に


満たされないって…言われたら

満たしてあげるって…言いたい…



愛する人の為なら…

体も…愛も…手を尽くしたいだけのこと…




それに…

いきつく先は…?どうするのって…



どうにもならない…無益な関係性だって


最初から決めつけて考える

人たちから…生まれる疑問ね…




…こんな考えだから…私って

同年代の女性からは…理解されず…





あなたくらいの若い女性からは…

むやみに…嫌われるの…かしら…




わたしは……無益な関係性って


あなたとの事…

恋がスタートしてから…今に至るまで

 


そんなこと…思ったことないわ

   


確かに…

荒唐無稽なラブストーリーかも知れない



それでもわたし…

十分…客観的に…自分を見てる



だからこそ

わたし…悩んだり…揺らいだりしてる



あなたも…そうじゃないの…?



どうでもいい恋愛に…悩むことなんてない


それでも…この恋愛の…いきつく先を…

 

二人…どうしたいか…あなたには…


 


私…もう十分…伝えてるの…



『『綺麗な人』と言われるように

 なったのは四十歳を過ぎてからでした』

  

  著  林 真理子  光文社文庫










最後まで読んでいただき

ありがとうございます

画像感謝してお借りしています

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